アニマルコミュニケーションのすすめ 03
ペットロスについて
動物対話士の水土(みと)はなんです。今年の夏は暑すぎて異常だと言っていたのが嘘のような
涼しすぎる…どころか、肌寒い季節になりました。
皆様、そして愛するペットさんたちは体調など崩しておられませんでしょうか。こんなふうに急に気温の変化があると
人ばかりではなくペットもてきめんに体調を崩しやすくなります。
特に高齢の子たちは。考えたくないけど、考えておいたほうがいい事。
それが「ペットロスについて」です。人も動物も「生きている」状態がある限り、必ずセットになるのが「死」です。
その時期が間近いと感じておられる方ほどつらい言葉ですが…。
でも、だからこそ、今のうちから考えておいてほしいのがこの問題です。
ペットたちにも、人の話を聞く耳があり、理解する脳みそがあり、
それについてどう思うかを感じる心があります。
さらには私たちよりも発達した「気を読む能力」を持っています。
このことは、特にDOG STANCEを取り入れられている
飼い主さんであればよく分かるはず。
「うちの子たち、言葉がちゃんと分かるんです」
って子たちばかりでしょうから。
だからこそ、しっかりとペットさんの意見も取り入れながら
これからのことを話し合ってほしいなぁと思うのです。
最終的な治療方針については獣医師さんとご相談いただきたいのですが、
その治療についてどう思っているのか。
一緒に前向きな気持ちでがんばってくれるかどうか。等々を、
アニマルコミュニケーションでペットさんのお気持ちを知ることにより、
彼らがお空に帰った後の後悔の深さが変わってきます。
もちろん、いろいろ相談しながらのほうが
最終的にはペットロスは浅くて済みます。
エンジェルアニマルコミュニケーションのセッションに
お越しになる飼い主さんは「治療をしすぎたのではないか」や、
はたまた「もっと早く気づけばよかったのではないか」
「治療が足りなかったのではないか」などを
ペットさんにお聞きになるケースがほとんどです。
その言葉を聞いたペットさんの多くは
「そんな事悩んだってしょうがないでしょう?」って言います。
それぞれのご家庭の事情、飼い主さんの忙しさや懐ぐあい等々、
案外いろんなことを把握していて、「それ以上(の治療)はムリだったじゃん」
という感じの言葉が続くことが多いのです。
それをお伝えすると「それはそうだけど…」とおっしゃり、
「そこまで知っていたんですね」と涙なさいます。
でも、ペットさんや、ペットさんの声を通訳したコミュニケーターからすれば、
それは当然のこと。
だって、同じ家にいて、それぞれの会話を聞いたり感じたりしているんだもの。
知らないはずがないのです。
私事ですが、2013年2月に
私が産婆になって取り上げたワンコをガンで亡くしました。
私は動物対話士ですから、生前からたくさんのことを話し合ってきました。
治療方針も「あなたはどう思う?」と確認しながら、
自分の思いとワンコの思いと獣医師さんの方針とを相談しながら、
治療に取り組んでいました。
最後は私の腕の中で、とても静かに呼吸を止めました。
ワンコ自身ですらそれに気づかないほど静かに…。
小型犬の8歳というのは決して長生きではないけれど、
「大往生」という言葉がぴったりと当てはまります。
彼女の最期のシーンを思い出すたびに、
アニマルコミュニケーションを知っていてよかったと思います。
(彼女の最期のお話しは公式ブログに詳しく出ています。
該当ページはこちら→ http://ameblo.jp/hananz/entry-11472175156.html
アニマルコミュニケーションはペットさんがお空に帰ってからでも可能です。
でも、できればこの世にいるうちにしておきたいものです。
少しでも「ゴメンね」を減らすために。